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「はあ…、あたしもそろそろ勉強しないと、八川以前にあたしが落第するかも…」
一人になった里沙は、人知れず呟く。
「進路…かあ」
なるようになるよね?
考えても仕方ないか。
…さーて、帰って月9ドラマでも…。
その時、八川と買い物袋を抱えた雑草が駅から出てきた。
買い物袋の中身は、悪いけど、なんとなく想像がつく。
「はあ~…」
さっきより大きくため息をついた。
「…やっぱり心配」
自分自身の進路についてより、親友の恋愛が。
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