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「クカー…、スピーー」
様々なゲームカセットに埋もれ、布団を投げ出して眠る尚樹。
彼愛用の女の子型の目覚まし時計が07:30を差す。
お兄ちゃん朝だよ起きて
お兄ちゃん朝だよ起きて
ともえが起こしてあげるね
おぞましいアラームが鳴り響いた。
「あー…TOMOEちゃん後十分…むにゃむにゃ」
寝返りをうつ。
その鼻先で尚も響くアラーム。
お兄ちゃん朝だよ起きて
お兄ちゃん朝だよ起きて
それに混じって、ゆっくりと階段を上ってくる音が聞こえる。
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