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渡の言葉で恵梨香は俯いたまま言葉を失った
「私…死ぬの…?」
沈黙の後恵梨香は呟いた
「俺なら君を助けられる」
「本当ですか」
恵梨香の顔が輝いた
「俺は死神の力を持っている…君を助けられる」
渡の言葉を聞いて恵梨香は笑いだした
「どっきり?まったく笑えない冗談よ、どうせこれも何かのトリックよ」
恵梨香は雑誌を指で叩いた
「じゃあ、誰かを殺して見せたら信じる?」
「できるワケないじゃない」
「できるワケない…って事は出来たら信じる…って事だろ?」
恵梨香の目を渡は真っ直ぐに見た
「信じる…出来たら…ね」恵梨香の声を聞いて渡は立ち上がった
「マスターやウェイトレスを殺すのも忍びない…表でターゲットを探そう」
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