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翌日、田中厳吉は汚職事件にまつわる事から自殺、もう渡は疑ってなかった
場所も同じ道だった
「ここじゃないかと思ってたよ…死神さん…」
「まぁ、私が誘導したんですけどね」
橘は相手が自分の存在を理解したとわかった
「で…その死神さんが何の用ですか?」
予想はついていた、死神にするなら答えのわかった間抜けな質問だった
「君は本来あと45年と23日生きれるはずだった…しかし我々のミスで多少それが短くなった」
橘は白革の分厚いノートを取り出した
「どれ位?」
「早くて三ヶ月、長くても一年」
渡は自分の死が間近にある事を知ってしまった
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