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「…。
実の兄の隼人です」
「ちょ…隼人ッ…!!」
はや兄ぃはそれだけ言うと足早に去っていった
「実のお兄さん…俺のこと嫌いなのかな?」
『そ、そんな事ないでしょ(笑)ι』
~♪~♪~♪~♪
圭くんの電話がなった
「やっば…母さんからだ」
『病院…急いだ方がいいんじゃない?』
「うんιごめんな?ほんとに…」
『いいよ。またデートしようね』
「おうっ!!じゃあなっ」
圭くんが見えなくなるのを待って家の中へ入っていった
家着に着替えると
リビングでご飯をつくりながら、はや兄ぃの帰りをまっていた
チッ チッ チッ チッ…
『はや兄ぃ遅いな~…』
ザー…
『ん?』
ザーザー…
ふと窓を見ると大雨がふっていた
『やだ…』
時刻は午後9時
こんな雨の日は必ずはや兄ぃが傍にいてくれた
あの日の事…思い出しちゃう…
『だ、だめだ、だめだ!!
考えるからいけないんだよ!!ι
テレビでも見よっと』
パチ…
ちょうどお笑い番組がやっていた
ザーザー…ッ
次第に雨の音が大きくなっていってる気がする
テレビのボリュームを1つ1つ上げていった
その時だった
ゴロゴロ…ッ
『ッ!!ι』
雷だ…ッ!!!
ドカーン…ッ
パチ…
大きな雷の音と同時に
家中の電気が消えた
.
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