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━━━…
「~…ぃっ…!!」
……。
「~……にぃ……!!」
パンッパンッ
「はや兄ぃっ!!」
バンッ!!!
『…っるせっ!!ι』
「やっと起きた~ι
早く朝ごはん食べないと学校遅刻しちゃうよ!?」
『あ~い……ふぁぁ…』
あれから数十年経って
俺は大学2年生
実は高校3年生になった
オジサン…いや、お父さんは数年前、病気で他界した
その日の晩は
強い雨と雷がなっていた
以来実は雨と雷がなる夜は必ず俺と寝ていた
俺は実が好きだった
ずっとずっと…
でも決めたんだ
俺は実を守りぬくって…
〝女〟としてじゃなく
〝妹〟として…。
ピンポーン━…
「あっ!!俊ちゃんじゃない!?」
『うっそ!?もうそんな時間っ!?ι』
オガタ シュン
━…緒方 俊(19)
ピンポーンピンポーンピンポーン…
『わわわ~!!ι』
「はや兄ぃ急いでっ!!(笑)」
『いっへひは~ふ!!(いってきま~す)』
パンを一口かじると
勢いよく玄関を飛び出した
「いってらっしゃ~い★」
━…
「隼人もっと早く起きろよなー。俺まで遅刻しちゃうじゃんかよーっ」
『ごーめーんって!!ι
んなスネんなよぉι』
俊は〝お父さん〟が亡くなってから毎朝うちに来るようになった
それはこいつなりの
優しさだと思う
『よし!!アイスおごっちゃろ★』
「許す!!(笑)」
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