第1章 帰って来た友

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うぅ...... 返す言葉が無い。 今、豪快に笑っているのがオレの拾い親であり、カーネの父、ジャックだ。 「ハハ、まぁ遅れた分はしっかり働いてもらうぞ。 今は収穫の近い大切な時期だからな。」 そう言い終わるとポィと鍬を投げた。 オレは慌て鍬をキャッチし畑を耕し始めた。...... 畑仕事が終わった頃は、もう日は西に傾いていた。 「よし、今日はここまでにしよう。 カーネが飯作り終わってるだろうからな。」 ジャックは小さな道具小屋に鍬をしまいながら言った オレは、腹をさすりながら 「あぁ~疲れた。手がムッチャ痛ぇ~。」 「今日は遅れた分、いつもより多くやったからな。 明日は寝坊するなよ。」 「わかってるよ!!。」 すると、ジャックは笑いながら... 「まぁ、明日は今日みたいにはならないだろうけどな。」と、言った。 「えっ!どういう事!?」 と聞いてみたが、教えてくれなかった。.........
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