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最後に注意しなければならないことは、貴方の贈った不幸を相手が開けなくてはならないということです。
宛名通りの人が開封しなければなりません。
宛名と違う人物が開封をする、又は未開封のままである場合、貴方の不幸が減ることはありません。
そのため、予防線として、不幸を贈る場合、贈る予定の人数より多く手紙を出すことをお勧め致します。
貴方自身で御処理なされるか、不幸を贈られるかは自由です。
この手紙を悪戯と判断していただいても結構です。
貴方の不幸は、私達の、不幸復興協会の実績となるのですから。
(私達と致しましては、貴方お一人が不幸になられるよりも、貴方の手によって多くの方に不幸が贈られ、一人でも多くの方が不幸になることを期待しておりますが……)
では、
貴方に幸多からんことを願って。
不幸復興協会
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