8人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
それはいったいいつの頃の事であっただろうか・・・。
幾度もの時を重ね全ては遠い霧の彼方
本当にあったこととも無かったこととも、今ではもう解らなくなってしまった。
しかし、それは全く無かった事とも思われない。
時が移り人が代わり、在ったものが無くなり無かったものが在るようになっても尚、綿々と続けられる人々の営みの中に紛れて、それはひっそりと息をしている。
最初のコメントを投稿しよう!