プロローグ

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     それはいったいいつの頃の事であっただろうか・・・。             幾度もの時を重ね全ては遠い霧の彼方             本当にあったこととも無かったこととも、今ではもう解らなくなってしまった。          しかし、それは全く無かった事とも思われない。     時が移り人が代わり、在ったものが無くなり無かったものが在るようになっても尚、綿々と続けられる人々の営みの中に紛れて、それはひっそりと息をしている。          
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