プロローグ

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   星々が巡り月の満ち欠けに呼応して海が動き風が起こるように        又、節の風や潮に乗って大海原を渡ってくる鳥や魚たちを生かしている更に小さな命あるものたちがあるように      それはあまりにも自然に、そして自然であるが故に唯ひっそりとそこに在るという。        遥か遠くに眺めれば形のある雲も中に入ってしまえば五里霧中。        自分の姿さえも解らなくしてしまうそれのように在るのだと言う。
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