始まりは嵐

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「音声モード解除っと」    そう言いながら、パネルの一片を叩いたのだ。    数秒後、モニター上に巨大隕石の場所が三カ所表示された。    シェリルは一つ目の隕石の詳細を調べると、唸った。   「一つは大きいけど、ただの塊ね。嵐の一波で粉砕、シールドが持ちこたえそうにないわねー」    シェリルは肩まで伸びた金髪をまとめ、捻って髪飾りで止めた。   「次のは……んげ。ちょ、衝突して砕けちゃったし!」  
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