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『なぁ…やっぱりこれ、変じゃないか?』
『何処が?人間はこんな格好なんだよ。いつものウェイディーの服装じゃ“怪しいですよ“って言ってるようなものなんだよ!それに…僕の趣味じゃ嫌なの?』
そんな会話をしている二人。
ウェイディーはどんな格好をしているかというと…
頭に布を巻き付けて尖った耳を隠す(旅人風)
ポニーテール。(あくまで清楚な感じ)
袖ありの服に身を包みマント着用(旅人風)
黒いブーツ。多少の装飾品(しつこいようだが旅人風)
ちょっと南から来ましたとでも言っているかのような格好…
『…ぃや、こんな服どうやって…』
『ん~?僕の家、ちょっとは名の知れた名家でね。お金…有り余ってる。こんなご時世じゃお金があっても買うものがないんだ。…というか…遺産…』
獣道を歩いて行く。
『…そうか…。野暮なこと聞いた。すまない…』
『気にしないで。』
それからしばらく無言で歩きつづける。
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『…なぁ、あとどのくらいかかるんだ?』
ふとウェイディーが口を開いた。
かれこれ5時間は歩いているのに道はますます険しくなっていく。
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