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僕は贄になるために街に残ったけどずっとここに居るわけにはいかない…
キメラを探しに行かなくちゃ…
僕はさっき助けてもらった場所に向かった。
そこからキメラが消えていった場所に向かって歩いていたら死の森にたどり着いた…
一歩でも踏み入れれば森に生気を喰われるか出られなくなるか…どっちにしろこの死の森から帰還したものはいないという…
どうせキメラに助けられなかったら無かった命だ…お礼も言いたい…
覚悟を決めて森の中へと足を進める
が、何度繰り返してもどう歩いても森の外に出てしまう。
まるで空間が捩曲げられているみたいに中に入れない……
『なんで……』
森の前で思案していた…
-グルルルルルルルルッッ-
『ん…?獣っ!?』
腹をすかせた猛獣が僕を狙っていた…
-ガウッッッッッッッ !!!-
『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
いきなり襲い掛かってきた
僕は逃げ惑うが所詮は人と獣。
足では勝てるはずもなく崖に追い詰められた。
-ガゥッ!!-
獣は一気に僕に飛び掛かってきた
それから逃げようとした僕は崖から落ち、意識を失った………
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