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それから3ヶ月程経った…
ウェイディーは2、3週間に一度様子を見に来るがすぐに帰ってしまう。
どこにいるのか調べようにも忽然と消えてしまうから無理な話しだ…
『…っ』
こつんと足音が聞こえた…
ウェイディーだった…
それはもう習慣みたいなものですぐに帰るだろうと思っていたが今日はどこか様子が違った。
気配が消えない…
いつまで経っても消えない
おかしいと思って振り向いた瞬間っ
-ドサッ-
『ウェイディー!!!?』
ウェイディーは倒れてしまった…
何度体を揺すっても呼んでも苦しそうに息を荒げるだけで意識がない…
体はびっしょりと濡れていて所々に傷を負っていた
『…このままじゃ』
ここには薬もなにもない…
街に出るしか……
『…っ』
ウェイディーを寒くないように布で包んで寝かし、近くにあった紐を岩にくくりつけ道しるべを作りながら森の外へとでた……
隣街まで足を運び薬を求めた……
しかし今のノエルはぼろぼろで明らかにに不審者…
誰ひとりとして薬を分けてくれる人はいなかった。
『早く帰らないといけないのにっ………』
途方にくれていた時、誰かに肩を叩かれ振り向くとそこには思いもかけない人がいた………
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