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『うっ…』
…ん?体が軽い……
側に寝息が一つ…
あぁ、俺は倒れたのか…
こいつ…手当を…?
………
うっ…何か動いた…?
僕は目を覚ました。
『…やっと起きたのか…もう昼だぞ。』
ウェイディーが起き上がっていた。
『けっ怪我は!?体、もういいの!?』
『…俺は人間とは体の作りが違う…放っておいても1・2週間あれば治る。』
余計な事をしてしまったのだろうか…
怒っているのか…
とうなだれていた僕に向かってウェイディーは言葉を投げ掛けた
『…まぁ…おかげで早く治ったし体も軽い……礼を…言う』
最後のほうは声が小さくなっていったが嬉しかった。
ウェイディーが僕を認めてくれたみたいで……
『しかし…後ろには注意しておかなければいけなかったな…』
…え…?
『どういう…』
『つけられている…流石に森の中には入って来れ無かったようだが…入口に帝国兵が集まっている……』
僕のせいで…?
『街に出たのだろう?ここには薬の類はないからな…』
『ごっごめん…そんなつもりじゃ』
『わかっている。まぁ、お前が居るから火を放ったりはしなっっっ!!!』
途中で言葉が止まりウェイディーの顔が歪んだ
『どうし『くそっ風が煙を運んできたっ帝国兵が森に火を放ったのかっっノエルを道連れに俺を殺す気か!!!?』
火の周りが早い、逃げるから捕まれとウェイディーにかかえられると一瞬宙に浮いた……ような気がした
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