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『ウェイディー……人間と獣を守ってたんだ…』
『……』
否定はしない。
嫌いだっていってもちゃんと守ろうとしてくれている……
なのになんで僕ら人はウェイディーをこんなにも傷つけてしまったんだろう……
『……』
ウェイディーは風に乗せて何かを飛ばした。
『ウェイディー?』
『ただの種だ…火が消えても森がなければ動物は生きていられない…』
ただの種だって言ったけどうっすら芽が生えているのが遠くからでもわかった。
なにか不思議な種なんだろうと思い何も言わなかった。
『おい…水でも浴びるか?昨日からそのままだろう?この近くに泉がある。なんだったらついて来い。』
僕は慌ててウェイディーのあとを追った。
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