エンドレス・ワルツ

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翌日夕暮れ時   「ねぇ…シンジ…」   居間には現在アスカとシンジの 二人だけである。   「うん?どうしたの?」   「レコード聞きましょ?」   「うん、いいね。」   アスカは、ミサトの部屋へ行き レコードとプレイヤーを 持ってきた。   「あれ…そのレコードって?」   そう昨日聞いた ワルツのレコードである。   アスカが準備し再生すると 昨日聞いたあの緩やかなワルツが流れ始めた。   「ねぇ…踊りましょ…?」   アスカは手を差し出してきた。 アスカの突然の誘いに びっくりしつつも   「うん、踊ろうか。」   シンジはアスカの手を握り 終わることのない音楽に 合わせて二人は踊る。   「いたっ!もぉ足踏まないでよね!バカシンジ!!」   「あはは…こうやって踊るのって始めてなんだよね。」   慣れていないシンジは 時々アスカの足を踏んだりと 大変な思いをしたが アスカが合わせてくれて すぐに慣れることができた。   こうして2人の 終わることのないワルツは 続いてゆくのだった。
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