ザクロとイチゴの育て方

クラス

聖冠高校7月8日AM８;０６

季節は夏

あと２週間で夏休み

俺は窓側の席に座り
ただ黒板に向かって座るアイツを見ていた

一回も話した事のないアイツを

俺の名前は近藤ザクロ(ｺﾝﾄﾞｳｻﾞｸﾛ)

俺の母親が名前を決めたらしいが俺は女々しいこの名前が嫌いだ

クラスの奴らが次々と教室に入って来る

｢よぅザクロ🎵おぱよう(笑)｣

女が喜びそうな今流行りのジャニーズ系の男が俺の肩を叩き、笑いながら俺の前の席に 座りにっこり笑う

｢おはよ｣

｢それにしてもアチィ[★]イライラくんな[★]｣

こいつの名前は奏角夜香(ｶﾅｽﾞﾐﾔｺｳ)
俺の幼なじみであり良きライバルだ

｢落ち着け💦俺達のパラダイスは２週間後に待っている✨ナンパするんだろ｣

俺は夜香の肩を叩き、励ます

｢おっぱいがいっぱい水着ギャルいっぱい❤(笑)｣

あっという間に夜香の顔がにやつき笑う

｢言った俺が悪いけど…キモいぞ｣

｢えぇ💦マジ💦｣

夜香は顔を慌てて直しキラリ笑顔を作る

｢これで大丈夫か[？]｣

｢あぁ💦｣