第1章

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「おもしろいじゃん…」 そう言ってあたしの 目の前に来た。 すると野村は あたしの髪の毛に 触れてきた。 「やめてよ!!!!」 思わず野村の手を はらいのけた。 あたしは顔を上げる事が 出来ず、そのまま 逃げようとした。 「待てよ…」 後ろから 野村の声がした。 「お前、何様な訳?」 明らかに怒ってる声。 どうしよう… あたしは黙り込んでしまった。 「俺の事、嫌いなんだろ?」 「…………あ…え?」 「なら…」 「好きにさせるまでじゃん」
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