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380キロ先のあなたは今幸せですか
最後に抱きしめたのは小雨が降る
肌寒い10月でした
覚えてますか
幸せでした
公園のベンチで抱きしめた小さな肩
粉雪がふり寒さに震えて待つ間
あなたの事ばかり考えていました
あの一年が今では夢だったのかと思えます
口癖のように言っていたね
会ってはいけない
終わりにしないと
でも離れた後あなたは言った
愛してると
離れたくないと
泣いていたね
どれだけ胸が苦しかったか
どれだけ思ったか
あなたともっと昔に知り合えたらと
あなたの中に二人の愛が実ったあの日
どれだけ嬉しかったかわからない
あなたは少しの間リアルを忘れ2人の間の幸せをかみしめていたね
リアルは残酷だね
実ることのない果実切り捨てたとき
体が貫かれた
泣き叫び生きる苦しみを知った
あなたの苦しみには届かないかも知れないね
でもそれまでの何千倍もあなたの幸せを願ったよ
いつも笑顔でいてくれるなら
たとえ俺が幸せにできなくても、
あなたさえ幸せでいられるなら命すら捧げたいと
愛とか言葉にはできないほどにあなただけの幸せを願います例え別々の人生を歩んでいてもあなたの幸せが俺の幸せです
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