仲間

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 今はどこを走っているのか、車窓が低いのでよくわからない。 矢崎「はぁ…これからどうしよ…。」 大きなため息をつきレーダーに目をやった。すると驚くことに、どうやら新幹線内に他県の人が沢山いるらしい。赤色の点が無数確認できた。 矢崎「わ、これってやべーんじゃね?」 1番近いトコで、通路挟んだ隣の窓席にいた。 矢崎「い!?」  俺は思わずそっちの方を見てしまった。  そこにいたのはどうやら酔っ払ってるらしい中年の不精ヒゲをたくわえたオジサンだった。  そういえばこの電車は秋田発だったのを思い出した。  その時オジサンの目が開いた。
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