開戦

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矢崎「えぇ!?俺?」 外にいたのに思わず大きな声がでた。 俺は恐る恐る封筒のなかを見た。  だが中には便箋らしきものもなく、ただ名刺大の紙が入っていた。 そこにはアドレスが書かれていた。 東京都:某所 政治家A「どうですか、あの紙は全て送り終えましたか?」 政治家B「ふふ、当然だよ。今頃全国の人々がアドレスを入力してページを見てるだろう。」 政治家C「しかし、総理も思い切ったことを考えましたね。」 政治家B「まぁどうせ東京都なんだろうけどな。」 政治家C「というと?」 政治家A「全体的に高齢者、そして若者を選んだのだが、ここ東京都は戦闘のプロを選ばせてもらったのだよ。」 政治家B「楽しみだよ。」 クククと押し殺すような笑いが不気味に響いていた。
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