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憂「はぁい……。 どーもー……宏六、おまえ宛てだよー」
母が受け取ったらしい。
このことを家族になんて話したらいいのだろう。
総理の話しじゃもう開戦してるようだし。
戦争、ってことは殺し合いなのか?
俺は頭の中がめちゃくちゃだった。
憂「宏六、ちょっとドア開けなさい。」
いつの間にか部屋の前に母がいた。
憂「ま、いいか。 あんた、47都道府県戦争に出るんだってね」
なんと母は知っていた。
矢崎「え? なんでそれを……」
憂「今朝、電話で聞かされてね。 ショックだったよ……。 けど、行っておいで。 あんたももう高二だし、いい社会勉強じゃないか」
言いたいこと言い終えたのか宅急便を置いて階段を降りていった。
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