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韓来「そういうことだ。…ところで陳亮はどうした?今朝から見かけぬが。」
伊琉「ああ、陳亮なら今朝、集まった兵士達を見て『訓練をする』と言って街の外へ行きましたよ。」
韓来「おお、そうだったか。では様子を見に行こう。」
伊琉「お供します。」
韓来と伊琉は街の外へ向かった。
範の街 郊外―
ドドドドドドド…
韓来「お!」
韓来達が街の郊外まで来ると、遠くに兵士達の姿が見えた。
陳亮「ほらほら!隊列を乱すんじゃない!!」
近づいて行くにつれ、陳亮の怒鳴り声が大きくなる。
韓来「お~い!陳亮!!」
陳亮「あ、韓来殿!」
韓来「やっておるな!様子を見に来たぞ。」
陳亮「ははっ!」
伊琉「どうだ?調子は。」
陳亮「ああ。まだまだ不十分だが、まだ1日目だからこんなもんだろ。」
伊琉「そうか。しかし遠くから見ているかぎりでは皆動きは悪くないぞ。」
韓来「うむ、頼もしいかぎりだ。士気も高いようだしな。出陣まであまり時間がないと思うが、よろしく頼むぞ。陳亮。」
陳亮「ははっ!」
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