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『雄介の部屋は殺風景ね。
無駄なものを置いていないし』
美恵子は周りを見回した。
あるのはたんすと本棚と机と今勉強をしている机とテレビのみ。
他には何もない。
『片付けるのが大変だし、この程度なら掃除も楽だからな』
『私の部屋みたいに派手にすればいいのに』
『いや・・俺は男だし』
雄介はため息をついてシャープペンの手を止めた。
確か美恵子の部屋は派手だ。
壁紙はピンクで統一されていて、あるものはぬいぐるみや色んなものがある。
あの部屋にはするのは男として抵抗がある。
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