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『部屋の個性に男女差なんて関係わよ?』
『いや・・今のままでいい』
雄介は再びシャープペンを持ち、問題を続けた。
『雄介なら似合うと思ったのにな。
残念ね』
『そうか』
雄介は歎いた。
似合うってどういう意味だ?あの部屋と一緒にすれとでも?
雄介は考えながらも問題を解いて行く。
『間違ってるわ。そこは違うわ』
『どこだ?』
雄介はシャープペンを止めて、問題を見た。
俺から見て間違いはないのだが。
『此処よ。公式を間違って使っているわ』
『えっ?そうなのか?』
『これが解けないと私と同じ高校にいけないわよ。
がんばりましょう』
美恵子は俺に正しい公式について説明を開始した。
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