第三話

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悠はひたすら黙っていた。 『離れてくれ。恥ずかしい』 『照れ屋なんだから』 美恵子は雄介から離れた。 『さて学校に行こうぜ。時間はまだあるが、余裕を持っていきたいだろ?』 『わかった』 『行くわよ』 悠を筆頭し、歩き出した。 『しかし、雄介も頑張ったな。 前の学力なら受からなかっただろう』 『何を言っているの?私が教えたから当然よ。 雄介には勉強を手取り足取り教えたのよ』 美恵子は胸をはる。 なんか御幣が生まれそうな表現をしているな。
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