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悠はひたすら黙っていた。
『離れてくれ。恥ずかしい』
『照れ屋なんだから』
美恵子は雄介から離れた。
『さて学校に行こうぜ。時間はまだあるが、余裕を持っていきたいだろ?』
『わかった』
『行くわよ』
悠を筆頭し、歩き出した。
『しかし、雄介も頑張ったな。
前の学力なら受からなかっただろう』
『何を言っているの?私が教えたから当然よ。
雄介には勉強を手取り足取り教えたのよ』
美恵子は胸をはる。
なんか御幣が生まれそうな表現をしているな。
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