第三話

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『流石は美恵子だな』 『でしょでしょ?』 美恵子は心底嬉しそうにしていた。 美恵子と悠と同じ高校に行けてよかった。 『美恵子に本当に感謝している』 『じゃあ明日は学校休みじゃない?デートして?』 『デート?』 雄介は目を丸くした。 『そうよ。私に感謝しているんでしょ?だからお礼を返すつもりで私とデートして』 美恵子は俺を見つめた。 美恵子とデートなんてまじで緊張する。 『いいぞ。明日な』 『じゃあ指きりしよう』 美恵子と雄介は指を絡めた。
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