第三話

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その時悠は切ない顔をしていた。 『私の家に迎えに来てね? 時間は12時からよ。昼ご飯は食べたらダメよ』 『了解』 雄介と美恵子は指を切った。 『こうなりゃやけ食いだ』 悠はバクバクとハンバーガーを食べ始めた。 つまるんじゃないかぐらいの勢いで食べていた。 『何があった。やめろって』 『雄介にはわからないさ。 俺の気持ちなんか』 悠を止めようとした雄介は悠に睨まれてしまった。 『悪い俺は何を言っているんだろうな。忘れてくれ』 悠はハンバーガーを置いた。
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