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「かぐや姫、私は貴方の知っているおじいさんの妻よ。貴方はおじいさんの事を良いように思っているだろうけど、おじいさんは世界一腹黒な人なのよ。」
【すみませんが、見ず知らずの貴方に、おじいさんを悪く言われる筋合いはありませんわ。たとえ貴方がおじいさんの妻だとしても、私は貴方を認めませんわ。】
「かぐや姫、貴方は純粋過ぎます。これは、かぐや姫がおじいさんに会う前の話です。おじいさんと私は、いつものように竹を取りに野山に向かう筈だったのですが、おじいさんと野山に向かう途中におじいさんが私を崖の下に突き落としたのです。私は辛うじて生き延びましたが、悪く打ち付けていたら、私は死んでいました。」
かぐや姫はおばあさんの話を聞き、ゾッとしました。
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