16人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
途中の崖で、
突然、
おじいさんは立ち止まった。
おばあさんはそれに気付き、
おじいさんの方に振り返った瞬間、
ガラァガラァララララァァァァァァ
なんと、おじいさんがおばあさんを
崖の下に突き落としたのだった。
「やっと、おばあさんが死んでくれたか。これで、1人分の生活費が浮いたわ。しかも、おばあさんの保険金も手に入る。」
おじいさんは、
その崖の高さから、
おばあさんは死んだのだと確信し、
おばあさんの死体を確認せずに、
1人で野山に向かったのだった。
しかし………………
おじいさんの、
この時の一瞬の気の緩みから、
のちに、
おじいさんに悲劇が訪れようとは…………
おじいさんは知るよしもなかった……………
崖の下から
這上がってくる
2つの目があった……………
最初のコメントを投稿しよう!