0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「おかん、やっぱり最高だ!ここの無農薬馬鈴薯は!」
食おうが食わねぇのかは関係なかった…
山地ではバッタも食べたし川ではイワナ
ただ世界は何かわからないのだ…誰かが謎の寄生虫を浅はかに呼んだ
乾くと針金みたいじゃね??
んだね~つか明日映画見たいね☆
オリオン座が見える夜,彼は突然池へ飛び込んだ
彼の表情は苦痛と快感に満ちている
気にしていた通行人が引き上げると
安堵や失望の表情を見せ
「……なんぼか水を…」
通行人の家で飲む水は良かった
「風呂いっといで??結構いい湯加減だよ」
彼は遠慮せず,風呂に顔から入るも
家の主人は「あほか!!馬鹿!!死ぬぞ!!」
「水を…水が…水に…」
「これはお湯だ!!まさか死ぬ気?」
「水をくれ…水が呼んでいる…水に行かなきゃ…」
嫌がらせではない…
死んだ目が語ってる…
「水のとこ行くからかだってくぞ…!」
先生は「ハリガネムシですね…
明日煙処理で無理なら…」
言葉を濁し「今日はお一人で…??」
通行人は何も返さずただ一言
「水を…」
最初のコメントを投稿しよう!