君までの距離

プレゼント

『あﾞ?…なんだよ。』
「プレゼント、だ。」

とか言って渡されたのは小さい小袋。
中を覗いてみたら、飴がけっこーな量入ってた。

…俺はガキかよ。
確かにお菓子系は好きだけどさ。

『…なんです?コレ。』
「お前、甘い物好きだろ?」
『好きですけど…』
「じゃぁとっとけ。」
『…あり、がとう。』

言葉はわりぃけど、コイツはけっこう優しいんだと思った。
普通なヤツだったら仲良くなれたんだけどな。

少し残念だ…。

(悠太ー!僕にもなんかちょーだーい!)
(うっぜぇのが来た…)
(あれは元から、よ。我慢しなさい悠ちゃん。)