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でも斉藤君は、目を輝かせながらまるで主人が帰ってきて喜んでいる子犬のように
「お、俺にアドバイスしてくれるのか!?じゃぁ好きなタイプを教えてくれ!!」
とか言ってきやがったからとりあえず逃げた。
好きなタイプ?
可愛い女の子らしい女の子だ。
当たり前だろ、斉藤君よ。
君にオレは女のように見えるらしいがれっきとした男だ。
ただ少し顔が可愛い男だ(自称
当然男なんぞに興味なんてない。
興味あるのは女の子だけ。
『…これをコンプレックスっていうのか。』
つくづくそう思えた。
もし、神様がこの世に本当にいたのなら、オレは願いたい。
“男らしい顔にしてほしい”
と。
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