時の彼方

2/5
前へ
/27ページ
次へ
『…あなと愛し合えて………本当に嬉しかった…――ありがとう……………………―――』 これは最後に彼女が俺にくれた言葉、 敵の伏兵に斬りつけられて、3日間眠ったあと、意識を覚醒させて……そのあと彼女はすぐに死んだ……――。 彼女が斬りつけられた時、俺はすぐ近くの部屋に居たのに……気付かなかった……、情けない、自分が憎い…………―――。 どうしようもない怒りと嫌悪感を抑えきれずに、何人もの女を抱いた、 心は、カラになっていくばかり、少しも満たされない……
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加