巫女と吸血鬼

2/10
339人が本棚に入れています
本棚に追加
/390ページ
ここは埼玉の川越市・・・ 陰陽道を受け継ぐ一人の女子高生がいた (少女)はぁ、今日も疲れた~。 勉学と家業の両立は大変だわ・・・お父さんはあれこれうるさいし。 やんなっちゃう💨 彼女の名は光沢 麻奈(こうさわ まな)17歳。 陰陽道の名門、光沢流陰陽道の継承者である 江戸時代から現在まで数多くの地で悪霊を退治・成仏させ、崇められてきた陰陽道・・・ もちろんその霊力は極めて高いが・・・麻奈はまだ修行中・・・しかもうまく使えない このような愚痴をこぼしたりするが、途中で投げ出したりはしない強い気の持ち主である・・・ (麻奈)さてと、帰ったらもう一度悪霊退治の修業ね。 今度こそうまく使えるようにしなくちゃ。 何とも正義感が強い女子高生 そして帰宅・・・ (麻奈)ただいま~。 (麻奈の父)おぉ麻奈、おかえり。今日は早かったな。 (麻奈)当たり前よ、早く自分の霊力を使えるようにしなきゃ悪霊から人を守る事ができないじゃない。 (麻奈の父)そうだったな・・・もうあんな悲しい思いをするのはごめんだからな・・・ 実は麻奈には母と祖母がいた・・・母は健在だが、麻奈が八歳の時、祖母は人々を守ろうとしたあまり、ある妖怪に殺されてしまったという過去がある・・・
/390ページ

最初のコメントを投稿しよう!