火酒

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大地に響く心の躍動 かすかな鼓動が胸を打つ どこか遠くの大地に運ぶ風 鋭く尖った刃の先に 繰り出すものは強い意思 生きづいて行く この瞳の中で まだ見ぬ強さを探して きっとその奥には 確かなものなど 何もない 力とぶつかる魂だけ 炎に届く心の振動 静かな鼓動が胸を這う どこか近くの炎に灯る風 素早く走った刃の先に 降り出すものを掴まえて 行きづいて行く その瞳の中に まだ見ぬ弱さを感じて きっとその奥には 確かなものだけ 覚えてる 無力とぶつかる魂だけ どうか心の火種に起こる風 鋭く走った刃の先で 繰り出すものを掴まえて 息づいて行くどの瞳の中も まだ見ぬ時間が流れて きっとこの先だけ 溢れたものだけ 信じてる もっとその奥まで 離れた心(もの)でも 掴まえる!
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