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私は大河原嵐に
一目惚れしちゃったみたぃ
懲りないヤツ
帰り道
嵐は子犬とじゃれていた
「犬が好きなの?」
「うん!」
うん!だって…
完全にやられちゃった
「犬飼える?」
「えっと…ダメなんだ」
「そっかぁ…俺んちもぅいるからなぁ…」
嵐はうちのクラスの転校生だった
クラスにも完全に打ち解けていた
そして私は嵐の友達第一号!
て言われて気付いたらクラスの輪の中に入れてたんだよ☆
「虹?」
「うん。お父さんがお母さんと知り合ったのは青空の中に浮かぶ虹が出てる時なんだって」
「すげぇっ」
えっ…?
嵐は私の名前を喜んでいた
変なヤツ
つまんなかった学校生活が
嵐のお陰で楽しくなっていた
私はいつでも笑顔が眩しい嵐といられることが幸せだったんだぁ
「虹夏」
「ん?」
「嵐が好きでしょ」
私は驚いて
最近いつも一緒にいる花梨を見た
「なななっ…なんてことを言っちゃってるのさ!」
「だってさぁ。虹夏見てるといつも嵐を見てるよ」
ががぁ~ん!
私はそんなに嵐を眼見しちゃってるの?
やばぃじゃんっ
私は恐る恐る花梨を見た
「解りやすいね」
自分でバラしちゃったってことかな?
ががぁ~ん!!!
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