第三章・龍神と黒龍

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騎士と正義はこの村で、持ち物を調えることにした。 坂下援のいる村に向かうに当たって、まず食料の調達にかかった。 ここでも、騎士の顔はかなり効いた、何も言わずとも、二人に食料や道具をくれる者もいた。 情報屋でなくとも、この村には、あらゆる情報が入ってくるらしい。 さっきの町で女の子を助けたことが、早くも伝わっていた。 コレには二人とも驚いた。 少しの間、避難所で休んでいる間に、もう伝わってしまうのだから。 子供達が二人の周りに集まってきた。 子供達は、二人に自分の家に来てほしいと言った。 その中の一人が、言った 「ボク、この前龍神様にすっごく似てる人を見たよ!!なんかね、龍神様は髪が黒くて、メガネかけてでしょ?けど、その人は、金髪で、メガネはかけてなかったよ!!」 と、騎士を見ながら言った。 二人はもう少し詳しく聞かせてほしいと、その男の子に言ったら、嬉しそうな顔をして、二人の手を引き、自分の家へと連れて行った。image=166193219.jpg
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