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騎士と正義はこの村で、持ち物を調えることにした。
坂下援のいる村に向かうに当たって、まず食料の調達にかかった。
ここでも、騎士の顔はかなり効いた、何も言わずとも、二人に食料や道具をくれる者もいた。
情報屋でなくとも、この村には、あらゆる情報が入ってくるらしい。
さっきの町で女の子を助けたことが、早くも伝わっていた。
コレには二人とも驚いた。
少しの間、避難所で休んでいる間に、もう伝わってしまうのだから。
子供達が二人の周りに集まってきた。
子供達は、二人に自分の家に来てほしいと言った。
その中の一人が、言った
「ボク、この前龍神様にすっごく似てる人を見たよ!!なんかね、龍神様は髪が黒くて、メガネかけてでしょ?けど、その人は、金髪で、メガネはかけてなかったよ!!」
と、騎士を見ながら言った。
二人はもう少し詳しく聞かせてほしいと、その男の子に言ったら、嬉しそうな顔をして、二人の手を引き、自分の家へと連れて行った。
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