閃いた~夢

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今、正に閃いた! 内容が思い出せないといった始末だ。 思い出そうと努力をしてみようか迷ったが 面倒になり今に至るわけだ。 しかし、誤解はしないでいただきたい。 私はグダグダであるが そうとも言い切れないのだ。 意味がわからないって? つまりは やるときはやる男だ! と言うことが言いたくて 話題を持ち出してみた。 話はコロッと変わるが 私は末っ子だ。 だから夢がある。 お兄ちゃんと呼ばれたいのだ。 だが… 生憎、お兄ちゃんと呼ばれることに対して 免疫が全くない。 恥ずかしくなり 自爆するのだ。 私の夢は儚く散ってゆくであろう。 それともう一つ理由がある。 その理由は 今更 両親に向かって 「俺、弟か妹が欲しいんだけど…」 などと口にすることが出来ないからだ。 これは何かの罰ゲーム? と勘違いしてしまう程に 恐ろしい台詞だ。 言われた両親との空気の気まずさといったら 相当なものと予想できる。 私はそんなチャレンジャーになることは まっぴらごめんだ。 悲しいが これが現実なのだと 自分に言い聞かせることしかできないのだ。 無念…。
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