1.悲しき知らせ

5/7
前へ
/81ページ
次へ
―――――――――――――― 「はぁ……何日食べていないんですか?」 彼は呆れながら問いかけてくる。 彼が淹れてくれたお茶を飲みながら答えた。 「……3日です……何も食べる気になれなくて……」 「えっ!?そんなんじゃ死んでしまいますよ!……やっぱりお父さんのことで……」 彼は言いにくそうに私に問いかけてくる。 「ええ……ずっと塞ぎ込んでいて……私の家族は父だけでしたから……」 「……そうですか。やっぱり僕が来たのは正解ですね」 彼がそう呟いた。 私は疑問に思い、彼に尋ねる。 「……それはどういうことですか?」
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加