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11.君への想い
永久に続くと信じていた幸せな日々も、それは幻だったことに気づく。
今では夢語りを見ていたように、その映像は鮮明さを失うばかり。
―――今の私に夢を見る資格はないのかな?
そんな人生に救いや希望というものは存在せず、死んでいるのか生きているのか実感すら持っていない。
―――貴方に会いたい……もう一度……。
そんな願いなど叶うはずもなく、この白黒の世界は、ただ無情に過ぎてゆくことしか知らない。
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