11.君への想い

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それに、憐香さんは海に行ったことがないらしく、先日に海へ行った。 ―――憐香さん……結構いいスタイルだった……特に、あの胸は生唾もんだったなぁ……はっ! 僕は自分の破廉恥は考えを恥て、自分の頬をつねる。 ―――あーー!僕はいったい何を考えているんだ! 気を取り直して、次に憐香さんとの日々を思い出してみる。 ―――お風呂も使わせてもらって、かなり助かっているなぁ……。 やっぱり銭湯より、ゆっくり入ることができるお風呂はとても良かった。 そして就職試験。 全てを思い返してみれば、僕は憐香さんに心を奪われていた。 ―――憐香さんの寝顔……いつも凛々しい彼女がとても可愛かった。そう……気づけば僕は……。 この生活が楽しく、憐香さんのことを大切に思っていた。 料理を作ってもらい、僕も相手に作ってあげて、戦いも戦争もない大切な人と過ごす生活。 そんな時間が、とても愛しく感じていた。 ―――――そして。 僕の心に罪悪感が生まれた。 ―――僕は何をしているんだ?黒条さんを殺したのに……この僕の目の前で、怒ったり、喜んだり、笑ったりしている憐香さんの……たった一人のお父さんを……殺したんだ。 「そんな僕が……どうして」 それでも僕は、この生活が好きだった。 これまでの憐香さんとの生活。 これは、僕が死ぬか生きるかを考える時間でもあった。 そして、僕は選んでしまった。 憐香さんに殺されることを……。 ………
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