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少年の声は不思議な音色だった 僕は大人だから、今までに何人もの人間の声を聞いてきた でも目の前の奇抜な少年の声は、そのどれとも違っていた 決して美声ではない かすれかけたような、でも心と耳に心地よい そんな不思議な声 まるで少年の佇まいをそのまま体現しているかのような .
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