あの日、私達は出会った

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「お姉さぁん、俺、家なし子なの。拾う気なぁい?」 「……」  駅前で声をかけられて私は、その少年の姿を瞳に映した。  はぁ?何、コイツ?  少年の姿を上から下まで無遠慮に見てしまった。  家なし子?  そうは思えないぐらい少年は小綺麗な格好をしている。
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