長門有希の仮病1

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そして何の問題もなく長門の部屋の前まで来た俺はとりあえずチャイムを鳴らした・・・俺はさとった、長門は今ドアの前にいる。何でわかるかって?もちろん勘だ、俺はとりあえず長門に入れて貰うために許可を貰うことにした。 「長門、俺だ開けてくれないか?」するとドアが開きそこには長門の姿があった。俺の長門観察眼(自称)で見る限りいつもの長門だと思い少し安心した、「・・・入って。」そう言われた俺は遠慮なく長門の家に上げてもらうことになった。 しかし相変わらずだが長門の部屋は無駄がない。本当に人間が生きて行くための道具だけでコーディネートしていた、まあ冷蔵庫の横の棚に溢れているレトルトカレーは俺は見なかった事にしようと思った、「お茶を用意する・・・待ってて。」といい長門は台所に行ったので俺は床に座り一息ついた、しかし本当にいつもどおりの長門で安心しているのだが、逆に疑問が俺には訪れた。なぜ風邪といい学校を仮病で休んだのか。 「お茶・・・。」そう考えている間に長門がお茶を持ってきたのでとりあえずお茶を飲むことにした、「・・・美味しい?」長門のお茶は確かに旨かった、普通に高級なお店で出されるお茶のように旨かった「うん、美味いぞ、長門。」長門の顔を見ながら言うと眉が二ミリほど動いたように見えた「・・・そう。」俺はその顔を見て喜んでるのか?と思った。 しかし今は聞かなければならない事があるので俺は長門の方を見て単刀直入に聞いた。 「長門、今日何で仮病したんだ?」「・・・・・・。」長門は無言で俺の方を向いている、俺は沈黙に耐えきれず「何かあったのか長門?何かその・・・急進派の奴等が何かやらかしたとか、ハルヒがまた何かやったとか?。」俺の必死の言葉に長門もわかってくれたのかようやく口を開いてくれた。 「そのような問題は今のところ発見されていない。」「ならなおさら聞かなくちゃならん、長門、何で学校を休んだんだ?」すると長門は言った 「貴方に会いたかったから・・・。」
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