第1話 偽りの平和

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ジルハ『バインドストーンを使えば、デル・ラゴス地方なんて、あっという間なのにね~。』 きらり姫と同じエルフのジルハが愚痴った。ジルハはきらり姫より年齢が年下で幼い感じだ。 ジーク『ジルハ、愚痴るなよ。仕方ないだろう。バインドストーンがh〇nakoのせいで封印されてるんだし。』 目の色が左右対称が印象的なダークエルフのジーク。 この男は、ダークエルフの要塞モントの有数の貴族だ。普段ダークエルフは他の種族に対して高飛車な態度をとるのだが、この男は違い、温和で礼儀正しく、そして魔法に対して絶対な知識を持っていた。 ジルハ『え~。だって歩き過ぎて足がもうパンパンだよぉ。』 ジルハはむくれた足を擦りながら再び愚痴る。
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