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ケイゾウ『遂に、デル・ラゴスの境界線までたどり着いたが、案の定…。』
きらり姫『…警備は厳しそうわね。』
地面に露出している岩影から隠れつつ関所の様子を伺っていた。
ジルハ『ねぇ、このままだとバレちゃうんじゃない?』
ジルハは弱気な表情をしながら不安に思っていた。
ケイゾウ達が隠れている岩から関所迄、およそ150m程あった。
ジーク『大丈夫だよ、ジルハ。静かにしてればこの距離ならバレはしない。』
ジークはジルハにそう言うと、ケイゾウに言った。
ジーク『しかし、このままだとラチがあきませんね。どうします?』
関所の警備は頑丈でちょっとの事では通る事ができない。
しかも自分達がゲリラなら尚更だ。
関所を迂回しようとしても、この辺りは帝国の兵士達がウロウロと巡回している。
ロハン大陸各地でゲリラ活動阻止の為に帝国兵士達が巡回しているが、ケイゾウ達は今まで発見されていなく、奇跡的にここまで辿り着いたのであったのだ。
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