23人が本棚に入れています
本棚に追加
ケイゾウ『………。』
ケイゾウは暫く考える。
きらり姫『…正面突破しかないでしょうね。』
もう、ケイゾウ達は迂回する時間も無く、
それほど、極秘任務を達成せねばいけなかった。
ジルハ『…だけど、あの兵士の数、半端じゃないわ!殺られちゃうかも!?』
ジルハは不安げな顔でジークを見つめる。
ジーク『無問題!俺の範囲魔法でやっつけてやるから心配しないで。』
ジークは自信満々に言った。
ケイゾウ『…やはり考えたが、正面突破しかないな。ここまで無事に来れたんだ。』
きらり姫『…だね。一気に駆け抜けて、領域内に入ったら直ぐ様行方をくらましましょう!』
きらり姫がそう言うと、ジルハとジークがコクリと頷いた。
ジルハときらり姫はケイゾウとジークに魔法、マジックバリアを掛けた。
ケイゾウ『オレとジークが先行するから、きらり姫達はサポートしながら後を着いて来てくれ。』
ジルハ『了解!ジーク、無理しないでね?』
ジルハはそう言うと、ジークはジルハに小さく微笑んだ。
ケイゾウ『…さて、準備はいいか?』
ケイゾウは腰に収めている剣を抜き、構える。
全員『OK!』
ケイゾウ達は隠れていた岩からケイゾウの号令と共に飛び出して、
一直線に関所の方へと駆け出した。
最初のコメントを投稿しよう!