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恋をした。
夢にまで見た
あの子
漆黒の髪を
優雅になびかせて
僕のそこを 通り過ぎて行く
報われない恋だと 痴っていた
心が
ひびわれる音がした。
逢わなければ良かったと
後悔するにはあまりにも早過ぎて
少年のままのその笑顔を
僕はきっと壊してしまうだろう。
目を閉じて 気持ち閉じて
それでも
それでも
支配されるのは、貴方のその姿
夜を切り裂くほどの 激情は
きっと
貴方には届かない。
もう いっそ
貴方を壊してしまえれば楽なのに…。
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